【作品紹介】ヴァイオレット・エヴァーガーデン
作品について
著者は暁佳奈先生です。
イラストは高瀬亜貴子氏が手がけています。
2015年12月25日、KAエスマ文庫より刊行された本作は
- 上巻
- 下巻
- エバーアフター
- 外伝
の既刊4巻 となっております。
「第5回 京都アニメーション大賞」では小説部門で大賞を受賞し
京都アニメーション制作のテレビアニメ化、映画化が決定しています!
アニメPVの美しすぎる映像は全世界で話題を呼びました。
テーマ・ジャンル
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では
- 群像劇
- 戦争
- 恋愛
- 家族愛
が描かれています。
あらすじ
少女・ヴァイオレットは幼い頃から兵士として扱われ心を知らずに育ちます。
上官・ギルベルトはそんな彼女を「一人の少女」として尊重し続け
行動を共にする中でヴァイオレットは彼を大切に想うようになりました。
しかし、二人の時間は長くは続かず
敵軍の攻撃で負傷し動けなくなったギルベルトは
ヴァイオレットに「心から、愛してる」と伝え、彼女を逃がします。
その後、大陸戦争が終結し
一命をとりとめたヴァイオレットは、その事実を知り動揺するも
ギルベルトの頼みで、彼の代わりにヴァイオレットを迎えに来た
元陸軍中佐・ホッジンズと面会し南部の港町・ライデンシャフトリヒの
首都であるライデンへ向かいます。
そこにはホッジンズが経営するC.H郵便社がありました。
ヴァイオレットはギルベルトから与えられた名前と「愛してる」の言葉を胸に
ギルベルト少佐はどこかで生きていると信じ、想い続けながら
C.H郵便社の自動手記人形〈ドール〉として歩み始めるのです。
主人公たちの目的・キーワード
主人公たちの目的は手紙を代筆し想いを届けることです。
C.H郵便社で働く人たちからヴァイオレットは手紙で想いを綴ること、
そしてその手紙を届けることの大切さを知ります。
キーワードは「『愛してる』の意味」です。
ギルベルトが残した言葉の意味を理解するために
依頼人の想いを汲み取って言葉にする自動手記人形〈ドール〉となったヴァイオレットは
代筆業を通じて様々な依頼人の心の奥底にある素直な気持ちに触れ
手紙を書くたびにあの日告げられた言葉の意味に近づいていきます。
見どころ
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの見どころは
- 依頼人それぞれに秘められた想い、エピソード
- 多くの心に触れ、成長していくヴァイオレット
- ギルベルト少佐とヴァイオレットの恋路
が挙げられます!
純粋で素直な気持ちを思い出させてくれるあたたかな作品です。
私個人としましては
感動して泣きたい時に観たくなる作品の筆頭だと思っていますし
実際に観はじめるとハンカチやタオルでは拭い切れないほど号泣しています。
老若男女問わず、どなたにも観ていただきたい、届いてほしい作品です。
原作とアニメの構成の違い
テレビアニメ版の結末は原作小説版とは別の結末になっています。
テレビアニメ版の続編となるのが
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』であり
こちらではテレビアニメ版に登場したキャラクターが再登場します。
テレビアニメ全13話に加えて、その続編や外伝なども映像化されている為
原作ファンからみても不足点が気にならない素晴らしい出来かと思います!
原作にも、アニメにも、しっかりとそれぞれの魅力があるので
原作を読みながら情景を思い浮かべたり
アニメを観てキャラクターの表情に注目してみたり
といった違いを楽しむのもおすすめです。
まだ作品に触れたことがないという方は
ぜひ一度ご覧になっていただきたいです!
今回は『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
作品の魅力が十分に伝わっていれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
原作小説の購入は
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